浴室はリラックスできる場所ですが、ケガや外傷のリスクも潜んでいます。特に注意が必要なのは、熱傷と外傷です。まず、熱傷についてですが、これはシャワーやお風呂のお湯が原因で起こることがあります。例えば、急に熱いお湯が出ることがありますし、湯温が高すぎると肌を傷めることもあります。小さな子どもや高齢者は特に注意が必要です。なお、湯温は体温より少し高い38℃から40℃程度に設定することをおすすめします。また、湯船に入る前に手や足で温度を確認し、温度が高すぎないかチェックすることも重要です。
次に外傷ですが、浴室は水が多く滑りやすいため転倒のリスクが高い場所です。特に石鹸やシャンプーを使うと床が滑りやすくなるので注意が必要。転倒を防ぐためには、滑りにくいマットを敷くことが効果的です。また、手すりを設置することで体を安定させることができるので、特に高齢者には有効です。さらに、入浴中は立ち上がる際にバランスを崩しやすいので、ゆっくりとした動作を心がけるようにしましょう。
他にも、シャワーや蛇口にぶつかってしまうなどして打撲することもあります。浴室のスペースが限られている場合は、使わない物をきちんと整理し、動きやすい環境を作ると良いでしょう。
このように、浴室では熱傷や外傷が発生しやすいため、事前の予防策を講じることが大切です。安全に入浴を楽しむために、日頃から注意を怠らず、安心して過ごせる浴室環境を整えましょう。